大っきらい。の反対。~上手く言えないよ~



びっくりしすぎてぽかーんと口をあけている私に、輝井 真理さんは苦笑いしていった。

「っていっても、推薦の人たちとはちがう。


・・・私、普通の一般家庭だから、

学力くらいでしかここにこれない」


・・・じゃあ学力もお金もない私はどうすれば!?


わなわな震えていた私は、あることにおもいあたって、あ、と息をのんだ。


「それで悪口言われちゃってたってことですか・・・?」


「・・・そう、らしい」