大っきらい。の反対。~上手く言えないよ~



インターホンの次は自動ドア!?


目を大きくしながら、私はその子の後ろに続く。

中にはすぐに先生が出てきていて、私の書類を受け取ってくれた。

中があまり見れなかったのがちょっと残念。

「では、これで」

そうその子がいい、くるりと背なかを向けた。

先生は物珍しそうに私たち二人をみてたけど、急にニコニコして、

「そう。わざわざありがとうね、

輝井さん、期待していますよ」

そういうとまたにっこりと笑った。

「・・・はい。

ありがとうございます」

その子は小さく笑うと、職員室から出ていった。

慌てて私も後に続く。