ごめんなさい。
私は心の中で謝った。
あなたを助けたくて、とびこんできたのに。
結局私は、かえりうちにあっている。
・・・私には、あなたを助けるのは無理で・・・。
「ほら、なんとかいいなさいよ、あんたでしょ、泉君にこびうってんの?」
そういい、嫌な笑みをうかべるリーダー女子をみつめたとき・・・。
・・・私は、思わず固まった。
「えっと、・・・よくわかんねぇけどさ?
・・・どこの誰がおれにこびうってるって?」
・・・ななななぜここに!?
入り口のとこに立って、腕くんでるその人を見たとき、
私の心に・・・
驚きと、疑問と。
もうひとつ、変な気持が芽生えた。
・・・なに、私、安心してるんだろ・・・?


