入ってきたのは、少し茶色っぽい髪に整った顔立ちの、背の高い男子。


今みれば、かなりかっこいいきもする・・・。



おもわずみとれてしまった私に、その人は近付いてきて、


「どいて」


冷たく、いいはなった。


はぁぁぁぁぁーーーーい!?


思わず、ひきつった声をあげる。


「な、なんで私っ!?」


「だってそこ、おれの席だし、」


・・・うん、


まぁそうかも、しれないけどっ、


「す、すいませんでしたー?勝手に座っちゃってー?」


そんなひどい言い方はないでしょーっ。


つっけんどんに言って、立ち上がる。



てかみんなの前だよ?



最悪男め・・・。