家に着く。

まだ母親は帰宅していない。

俺はリビングのテーブルに腰掛け

さっきまで持っていた紙を広げる、

女の子らしい文字でIDと電話番号が

記入されていた。

俺はiPhoneを取り出しIDを入力する。

「出てきた。椎名杏花」

友達登録をした後

LINEからメッセージを送る。

「森重爽馬です。
今日はありがとう(^ω^)」

で、いいのかな。。。

凝った文書でも気持ち悪いし

これでいいや。

と送信する。

そして携帯を閉じ母親が帰ってくる間

夕飯の支度を手伝った。

しばらくすると携帯が光る

もしかして、もしかして、、、

と思い開くと

「森重くん!LINEありがとう!
椎名です(ノ)ω(ヾ)」

と返信が。。やばめ。。

俺はすぐ返事をした。

「いえいえ♪
爽馬でいーよ((・´ω`・))
よろしくね!」

普段全く顔文字なんか使わない。

むしろ記号ばっかりの俺が

顔文字をつかっている。

「爽馬くんね!✳︎
了解しました〜♪
私は杏花でいいよヽ(#`・ω・)ノ」

とすぐに返信が来る。

全く…かわいすぎ…

俺らは学校の話とか

部活のこととか

たわいのない話をしばらくしていた

俺にとっては幸せな時間だった。

そして眠った。