ニコッと笑う豹に、胸がキュってなる。
━━もう...。
何処まで私を好きにさせるの...。
「豹...。大好きっ...」
何故かわからないけど、涙が出てきた。
「俺も大好き。━━...けど、泣くのゎまだ早いよ?」
「ぇッ...?」
豹の言ってる意味がわからなかったので顔をあげると、真剣な顔をした豹と目が合った。
「...美羽。俺、まだまだこんなんだけど、いつか美羽を守っていけるようにするから、ずっと傍にいてほしい...」
「━━っ!」
「美羽、結婚してください」
そう言って豹は、小さい四角の箱を取り出した。
「━━ぅ...うぅっ...」
「ふっ。美羽、返事は?」
「...ぅっ...はいぃ...っ」

