「もうそろそろ帰る?」
「うん」
手を握ってホテルへ帰る私たち。
ギュッと握られた手に力が込められる。
...すごく、温かい。
――――――――――
ホテルへ帰って、部屋に戻った。
「美羽、」
名前を呼ばれて顔をあげると、重なる唇。
「んっ...」
甘い声が、漏れる。
そのまま角度を何度も変えて、キスを繰り返す豹。
唇が離されて、ギュッと抱き締められた。
「美羽...すげ-好き...」
いつも言われてる言葉なのに、何故かいつもよりドキドキする。
━━何でだろう?
いつもと雰囲気がちょっと違うからかな?
ドキドキが止まらないよぉ...。