好きだから。





「...」




電車に揺られながら、無言の私たち。



荷物をさりげなく持ってくれる豹は、ホント優しいと思う。



...重いのに。





それにしても、豹、ちょっと緊張してる?



お泊まりは初めてだからかな。



何かいつもより顔が堅いような気がする。



...私もすごく緊張するんだけど。





電車を降りて、少し歩いたとこに着いたホテル。




「...」




お、おっきくナィ??!!



すっごく豪華なホテルな気がするんだけど...。




「ここ、俺の叔父が経営してんだ。だからここにした」




少し安くしてもらえるし、と豹は続けた。




「す、すごいね...」




確か豹、すごいお金持ちだったような...。