好きだから。





唇を離すと、美羽がもたれれかかってきた。




「━━ぷはっ」



「ふっ。苦しかった?」




俺がそう言うと、美羽は首を横にフルフルと振った。




「ひ、豹...ぁの...」



「ん?」



「き、着替えたいから、部屋...行ってもいい?」



「ぁ、いいよ。部屋まで着いてく」



「ぇ、ぁ、うん」




立ち上がった美羽は少しフラフラしていた。



そんな美羽を抱き止めながら部屋へ行った。




「美羽、何か食べたいもんある?」



「ぁ、じゃぁ...さっきくれたチョコ、ちょうだい...」



「了解~」




俺は部屋を出ようとして、もう一度振り返った。




「着替え、手伝ってやろっか?」




ニヤッと笑ってそう言うと、