━━キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン━━




「ぁッ、豹??!」




チャイムが鳴ったと同時に、俺はカバンを持って教室を飛び出した。



後ろから女の声が聞こえたけど、そんなことどうでもいい。



ただ、早く美羽に会いたいんだ!!




――――――――――




「ん-と...」




美羽ん家は...確かココらへん。



美羽の家はすごく緩い家で、美羽が『高校卒業と同時に、一人暮らしをしたい!』と言ったら『美羽は家事ができるし、しっかりしてるから』とあっさりokをもらったらしい。



...スゴイよな(笑)



まぁ、俺も一人暮らしだけど。



━━ぁッ!


あそこのアパ-トだ!



いつも思うけど、なかなかいいアパ-ト用意してもらったよな-。