――――2年の4月――――
「ぁ-、ヤベっ」
担任に本を図書室に返してきてくれって言われたんだった...。
日直の俺は、仕方なく図書室に行く。
...偉いでしょ?(笑)
「...何処だ?」
図書室が広すぎて、何処に返すのかわかんねぇよ!
「ん-、ここ?」
もう、テキト-でいっかな(笑)
なんて思っていると、
「ぁ、あの、ごめんなさい。ホントに...」
ん?
誰かいる?
放課後の図書室は、大体人が来ないから、誰もいないと思ってた。
「何で? 俺じゃダメなの?」
「はい...。すみません」
...告白されてる?

