「マーリは、私と一緒なのよ?」

ニヤリと、恐ろしい笑みを浮かべるセーラ。

「私と一緒になる運命なのよ?」

嫌、だ。

「マーリは、私のものでしょう?」

「――あっ…!」

気がついた時には、もう遅かった。

急激なスピードで、下に向かう躰。

セーラが、遠くに見える。

「――ッ…!」

鈍い音と、躰に感じる衝撃。

意識が遠くなる中で、最期に聞こえた声。

――マーリは、私のものよ


☆★END☆★