この愛に抱かれて

東京 新宿


駅のコインロッカーに荷物を入れ、響子は新宿の町を散策した。


街は大勢の人で混雑していた。


右に左に、忙しなく行きかう人々。


交差点では人が まるで波のように押し寄せてきた。



はじめて見る人の数に響子は圧倒されまくっていた。



見るものすべてに興奮していると響子のそばに男がひとり寄ってきた。