「なぁ、お前 イジメなんか したくねぇんじゃねぇの? お前は、アイツらと違うだろ?」 教室を出ると、本城に手をつかまれた。 イジメなんか、したくない? アイツらと、違う? なんなの? 何が言いたいの? どうして、私にそんなこと 言うの? 下唇をギュッと噛む。 「アンタ、なんなの!? 何が言いたいの?」