結局、私は制服がびしょ濡れのまま校舎に入った。
保護者だろうか、視線が痛い。


「………」


こんな時、お母さんがいたらどんだけ良かっただろうか。


うじうじしていても仕方ない。
私は新入生代表としての仕事を果たすため職員室に向かった。