「うぅ… あ、寝ちゃったんだ」

今日は学校休もう。

「繭〜クラスの子迎えにきたよ〜」

ママの声だ。

しぶしぶ下にいくと…

「よ! 学校いくぞ」

こそには…

健斗の姿があった。

目をこすり、再びジッとみる。

「なんで」

その言葉しかでなかった。

健斗は、まあまあ、早く着替えて来いとしか言わなかった。



着替えて軽くメイクして外に向かった。

「なんできたの?」

聞いてみると

健斗は「心配だったから」そういって手を握り、歩き出す。

なんか嬉しくなった。

心配してくれる人いるんだ。

「ありがと」

そう言って、手を強くぎゅっと握った。

「…おう」

少し照れながら健斗は言った。

少しずつだけど、健斗と打ち解けていった。