「は、はるさんですよね??何か用ですか?」
う、うーわ。
言い方可愛くねー!
「んー。相田ってたくま好きなの?」
たくまとは寺川先輩のことである。
「好きです!あっ、じゃなくて…。」
途中で赤面してしまった。
あーもう。最悪。
「ぶっ。ははは。」
えっ?(;゜∇゜)
爆笑されているの?わたし。
「え?えーと…」
あー何で言っちゃったんだろ
「ゆってやろうか?たくまに。」
「やめてください!言われるくらいなら自分で伝えたいです。」
もう。ほんと最悪。
先輩性格悪すぎる。
「んじゃあね、俺の言うこと聞いてくれたら言わないであげてもいい。」
うーわ。まぢかよ。
「わ、わかりました。何ですか?」
変なこと言われませんよーに。
「んっ…」
…甘いキスをされた。
ってダメじゃん。
バンッ
突き飛ばして
「最低です。」
そーいって逃げた。
ポロポロと溢れてくる涙。
ファーストキス。
そして、気持ちの変化。
羽琉さんにされたキスに
一瞬、気持ちいいと思ってしまった。
今でも感触が残っている。
どうゆう気持ちでキスしたの?
私は本当に寺川先輩が好きなのだろうか?
分からない。
自分の気持ちがもう、分からない。
