“そんな力じゃ
俺には通用しねーよ?”


いやいやいや。
おかしくね?


アタシ、
あんな大人のき‥
‥いや、アレをされて

すでに限界なんすけど‥


つーか
何故にこんな冷静なんだ、
アタシは‥



あ、あれだ。
侑李と一緒に寝たこと、沢山あるからだ。


それにしても‥
アタシ、声キモい!

自分でも信じらんない声を発してる。


「ン‥ゆうり‥」


クチュ

「っ!」

ヤバい‥ゾクゾクする‥


「ゆうりっ!あ、あの‥」


「‥ん?」


何よ、その顔‥
そんな優しいカオ、普段はしないくせに‥


「‥どした?はやく言えよ」


そんなこと言ったって‥


アタシの口内を甘く這い回る侑李の舌。



どうしていいかわからない、
アタシの舌を絡めとり



優しく、やさしく。

大切に扱ってくれる。




普段の侑李は何なんだと言いたくなるほどに-‥


唇を軽く噛んだり

舐めたり。


そのまま侑李の舌は
アタシの首筋へ。


時々響くリップ音と


侑李が与えてくる
沢山の甘い刺激。


とろけるような

甘いき、キスと‥


アタシにふんわりと触れる

侑李の温かな手に



アタシの意識も朦朧としてきて。





「ゆ、り‥も、げんか‥い」