どういう関係⁉︎

『そんなに、寝たんだ。』

頭をかきながら、大きな欠伸をしている。

『今日は…ありがとう。』

チダの手が止まり、私をまっすぐな目で見てきた。なんとなく、恥ずかしくなり、目をそらした。チダに見つめられるのは、苦手なんだと今気づいた。

『…どういたしまして。俺のときは、よろしく。』

『料理は、できませんが、ノートはかけるので。チダが休んだときの授業のノートは、任せて下さい。』

『えー、お粥作ってよ?』

『三途の川、渡りたいんなら、作るよ?』

『それは…遠慮しときます。』

少しの沈黙の後、2人して声を出して、笑った。

時計の針が、午後6時をさす頃、チダは家に帰っていった。