男なのに髪が長く後ろに一つで結わえ

袴というのか?

そんなものをきていた。

・・・侍のコスプレのようだ。

その変人がこちらへ歩いてくる

「お主、何者だ?」

・・・いやいやいや

「それ、こっちのセリフなんだが」

言い方まで古臭い

相当なオタクらしい

「名を申せ。」

妙に上から目線でムカつく

「まずはそっちから名乗んのがふつうじゃねぇ?」

「うむ。そうだな。すまなかった。」

なんだ。あやまれんのか。

「拙者、永門(ながと)と申す。」

「あたしはあげは。」

「ほう。良い名だ。」