忘れない。






その日は3時くらいまで泣いて知らないうちに寝てた

楓に話すと、楓は今まで以上に切れて

誰かに電話をかけながらどっかに消えた

教室に入ると

岳くんがびっくりした顔で近づいてきた

「泣いた?目腫れてるよ」

「実は別れたんだよねー

てかふられた」

「俺の前では笑わなくていいから」

笑顔で一生懸命カバーしたつもりだったけど出来てなかったみたい

「あはは....二回目だよ

もうどうしたらいいかわかんない」

「俺と付き合ってよ」

「え?何言ってんの?」

「俺本気だよ?
菜緒華がそいつの事好きって分かってる
それでもいいよ

俺が菜緒華の涙拭くから」


そこは教室だったし岳くんの声が

大きかったから

教室に居たみんなが見てた

私は岳くんの手を引っ張って

保健室に連れて行った

「ねえ何言ってるの?

そんな風に甘える事出来ないから」

「なんで?俺は菜緒華が好きだよ
それだけでいいじゃん

俺はそれでも一緒にいたい
俺は泣かせないから、絶対」


「だけど...」

「俺の言う事聞いてよ」

そう言うと岳くんは抱きしめてきた

びっくりしたのもあったけど

ドキドキしてた

私はただ頷いた