忘れない。







菜緒華said


今日もいつも通りただ学校に来て

ただ授業を受けて

ご飯を食べて

知らないうちに学校が終わってる

こんなの来る意味あんのかな

って思うけど、お兄ちゃんに迷惑かけたくないからそれでもきてる

今日は久々咲李と帰る事になった


最近咲李さえも話しかけて来なくなった

から意外だった

「なお今日一緒に帰れる?」

「いいよ」

放課後になると咲李は教室まで来てくれた


「なお帰ろ!」

笑顔で言ってくれた咲李がなんだか

懐かしかった

帰る時は咲李がたくさん話しかけてくれて

私はただ、頷いてた


「なお

咲李はまだなおの友達?」

泣きそうになりながら言った咲李を見て

私も泣きそうになった

「私は親友だと思ってるよ」

「じゃあどうして避けるの?

どうしてなんにも言ってくれないの?
嫌な事があるなら言ってくんなきゃわかんないよ」

「ごめんね....」

私は咲李を近くの公園に誘い

全てを話した

「なんで言ってくれなかったの

咲李そんなに頼りない?
それだけで親友やめると思ったの?

辛かったね...気づいてあげれなくてごめんね...もっと支えてあげたかった」

「ごめんね...ごめんね...咲李ありがとう

大好きだよ」


咲李は私のために泣いてくれた

本当に嬉しかった

自分のために泣いてくれる人がいる

咲李だけは失いたくないと思った

学校に行ってからは

やっぱり廊下には出なかった

楓には電話で聞いてもらった

楓にはもっと頼れ!って怒られた

教室から出る事はないけど、隣には

楓と咲李がいる