「そういえば、あのハーフ顔の人なんて名前なんだろ?」

「あー、確かにー」

私もそれは聞いてみたかった。

「じゃあ、聞いてみよっ!」

「えっ?!実沙?!」

こういう時実沙は行動が早い。
呼び止めようとした時にはもうその人のもとに。私達は急いで追いかける。

「ねーねーあなた名前なんて言うの?」

実沙は早速聞いていた。

「…川口祐紀デス。」

「…なんで敬語?(笑)よろしくね!」

「よろしくー」

「よろしくねー!」

へぇー、川口君って言うのか。
ちょっとぶっきらぼうだったけど、面白かったな。

それに、びっくりしたことに、クラスが隣だったのだ!
これから仲良くなれたらいいなぁー、そう思いながらその日はみんなで帰った。