【続】君が振り向くまで

「えー!絶対言わない」

「あっそ。じゃあいいよ」

…あっ!わたくし、羅羅。良い事思いついた!

「ちょっ…羅羅??なんかあたし怒らせた?」

「ううん?大丈夫だよ♪」

満面の笑みで返してあげた。案の定固まる霖。


「んじゃ、あたしは晶人くんのところ行ってくるね」

「あっ、う…うん!!わ…わかった~」

まだ怯えてる。あたし、そんな怒りっぽい性格??

そんな考えは晶人くんの顔を見たら、ぶっ飛んだ。1人、屋上でぼーっとしてるからあたしが来たことに気づいてないみたい。



………やっぱ、どの角度から見ても晶人くんはカッコいいな…。あたし、ホント幸せ者だな…。