窓から、外を眺めたら、うちの生徒らしき、人物が自転車で家の前を、1人の男子が通った。

「涼しそう…」

短い黒髪が、夏には珍しい、爽やかな風に、揺れた。なびいてた。

そんな景色に、私は、心惹かれて、学校に行く事にした。



「お母さん、学校行ってくる」

「あ、宿題? 暑いから気をつけなさいよー?」


「はぁーい」

私は、ひとりっ子だからか、私を昔から、親が甘やかしてた。

だから、こんなにマイペースになったのかな


ガチャ…

いざ外に出てみると、暑い…。

風は、たまにしかふかなくて、セミの声がうるさい。

夏真っ盛りって感じ。 夏だけどね。

仕方ない…宿題は、早めにして遊びたいし、行かなきゃ。


「暑ーい…」

まだ、自転車漕いでから、数分しかたたないはずなのに、体が暑くて、汗かいちゃう。

やだな…。