君だけ。

中倉君は、同級生だった。…

マジか…

「えっ?知らなかった?」

中倉君は、驚いた顔をして、私の顔を除き混んだ。

近いっ。 いちいち、近い…//

緊張して、首だけ、縦に振った。

「マジか… 俺は、知ってたけどなぁー」

えっ… うそっ…!

顔を上に、上げてしまったっ。

ごんっ!!

「えっ、わぁっ!」

うぅ…

「いってー…」
「痛い…」

ってか、重い…ような…

薄目を開けて、驚いた。

私の上に…中倉君の体がのしかかって、つらい。

「わっ、ごめん…」

あっ…

中倉君は、素早く私の上から、どいて、立ち上がった。
男の子って、力強い…。
私も、急いで、立ち上がる。
わぁー、わぁー、ヤバイ… 心臓…
私、顔真っ赤だよ…きっと。

恥ずかしい…//

「マジでごめんなっ…」
「うんっ、大丈夫…」

全然、大丈夫じゃないよー…
心臓、ばくばく…//

「じゃあ、学校行こっか…」
「うんっ」

ドキドキで、うまく話せない…
だけど、そう言った、中倉君の、頬が、少し赤いような…

な訳ないかっ。