「んじゃ俺らは委員会行くから」

「んしゃ私は用事のため帰るから」


3人がみんなニヤニヤしながら教室を出る。

「なんだー?あいつら。」 


仁が鈍感な奴で良かった…。

「よっしゃ!皐月。」

「へ?」

「どこ行く?」

「は?」

「は?じゃなくて。お前まさかそのまま家直行なんて考えてねーだろーな。」

「え?」

「ほら、どっかなんか食いに行こーぜ!」

「え?あ、ちょ。仁!!」


私の手を掴みぐいぐい廊下を進む仁。

そりゃ、放課後楽しみにしてたけど…
ま、まさか寄り道するなんて思ってなかった。

どーしよ、


繋がれてる手が熱い.


か、顔がにやける…