「皐月の気持ちも知らないで仁は全く...」

「京香。私はいーのいーの。」

「仁の奴。鈍感っつぅーか、どっか抜けてるっつぅーか。」

「ただの馬鹿よね」

「直樹言えてる。澪言い過ぎ。」


そんな会話に気づいたのか、
仁がこっちを見た。
周りの人に何かを言ってこっちに歩いてきた。


「直樹帰ってきてたなら助けろよな」

「え、お前困ってたの!?」

「俺女の香水苦手。頭いてぇ」

「バカじゃん行かなきゃいーのにバカじゃん。」

「ちょ、澪。2回言うな2回。」


確かに仁の周りにはいつも女の子ばっかり
それもキラキラした髪なんかくるくるしてる
いかにも女子!!って感じの子。