だ、だってそれは。
か!間接キス!!!

私は一人照れながら顔を真っ赤にしていた。


「仁ー今日カラオケ行こーよー」

「なにー?」


甘い声の女の子に呼ばれ仁は私達から離れた。


「あーあ。さっきの貰っちゃえば良かったのに」

「み、澪。」

「それからそんなに顔真っ赤にしてたらすぐバレちゃうよ?
皐月分かりやすいから。」


仁のことは、入学してから
一目惚れ。
席が近くて仲良くなって告白して

「ごめん。皐月は友達にしか見れない」

って振られた。

それでもまだ仲良くいれるのは

「あ、じゃ、じゃあ。
これからも友達のままで」

って私がお願いしたから。


だからまだ、私が仁を好きだってことがバレたら
きっと友達ですらいれなくなる。

2回目なんてない