「はっ...はっ...疲れた」
「しゃべるともっと疲れる」
「は、はい...」
坂下公園までの道を1㌔くらい行ったところに学校が見える。
といっても門の方ではなく校庭側だ
「今、ちょうどサッカーじゃん。皐月」
「え!?」
校庭を見ると
「よっしゃ!!!」
...シュートを決める仁が見えた。
「かっこいい」
「口閉じる」
「はい」
な、なんか...複雑だ
私はあんなかっこいい人に告白をしようとしてたんだ。
仁っていつも一緒にいるからそんなに意識してなかったけどかっこいいし告白だってされてるし
樹先輩に負けないくらいモテてたんだ。
わ、私はそんなすごい人に告白しようと...?
勉強もスポーツも顔だって良くないのに。
せ、せめて明日の長距離でいいところを見せれたら...
「明日、長距離頑張って仁に褒めてもらいなよ」
「え?」
タイムリーな会話だった
「仁、がんばってるじゃん。
だからあんたもがんばんなよって話」
「澪...」
「ま、本番私は一位を狙うがね」
後ろ姿で顔は良く見えないけど
澪がすごくかっこいい
まさか...これを見せるために今日の練習を....?
偶然かなー。
ま、なんにせよ
「ありがと。澪」

