車を走らせてから何時間経ったのかな… 段々と変わる景色に益々不安が募るばかりだ。 「パパ…まだ?」 「もー着くはずだよ。着いたら片付ける前に昼飯でも食べようか」 「そうね。なに食べたい?」 「ハナちゃんオムライシュ」 場所は変わっても いつもと変わらない家族の会話 ちょっとだけ安心した。 妹のハナはまだ小さいからお出かけするんだと思ってるのかな? 「…羨ましいな」