桜色の似合う恋


「東京…俺も住んでたんだよ。小さい時にだけどね」


「え?そうなの?」


「うん…すっごく大都市って感じのとこ。覚えてるのは住宅街にある公園と女の子だけ」


「私の家と近いかもね。私の友達だったりして?その女の子」



「…そうかもしれないね」




それから私たちは他愛のない話をして
夕焼けに背に向けて2人並んで
まだ見慣れない道を歩いて帰った。