「あ…陽太」 「小春どーしたの?」 「ん。なんもないよ」 「それ嘘、わけわかんないんでしょ?」 「数学がね、わかんないの」 「教えてあげるよ。いくらでも。だから本当のこと俺に教えて?」 また泣きそうになったけど 泣いたらバレるから必死に堪えた。 「陽太って優しいんだね。だから、みんなから人気なんだよ」 「人気になりたいの?」 「んー…陽太ってさ。大切な人とかいないの?」 「いるよ」 チクッ____ やっぱりいるよね…