桜色の似合う恋


「小春?」
「あ…爽ちゃん」



爽ちゃんというこの子とは
さっき陽太を通して仲良くなった。




「さっき花凛に声かけられてたでしょ?気にしなくていいからね」
「え?」


「あの子、入学したときから陽太のこと狙ってるんだけど陽太は興味ないみたいで…まず、陽太から女の子と仲良くしたの、こはるんだけかもしれない」




そう言って爽ちゃんは
名前が爽やかなだけあって
爽やかに席についてしまった。



爽ちゃんの話…本当だったら嬉しいな。






さっきとは違って胸がドキッとした。