桜色の似合う恋


ガラッ___



「おーい、みんな席につけー」


そう言う先生に続いて私は教室に
足を踏み入れた。


その瞬間みんなの目線が私に向いた。



「転校生?知らなかった」
「可愛いね、あの子」
「あの子タイプだよ」



たくさん聞こえてくるけど
緊張して何を言ってるかわからなかった



「えっと…東京から来ました。倉沢 小春です。仲良くしてください」






「「「「よろしく」」」」






なんだか緊張が一気に解けた。
すごく嬉しかった。



「倉沢は後ろのあの空いてる席な」


先生に言われてみんなの目線を感じながらも席へと向かった。