「おい!よくもこんな所に俺らを連れて来やがったな!何するつもりだよてめぇ!」



「私達を...っここから出してください!...」



マジギレしてる新城先輩の横で萌香ちゃんが泣き出してしまった






『まぁまぁ、私の話も聞いてくださいよ』





『皆さんは記憶を取り戻したいんですよね?ここから出たいんですよね?』






...当たり前じゃん





多分私だけじゃなくてここにいるみんながそう思ってると思う



私はこの“有田”と名乗る男にふつふつと苛立ちを感じていた



「ッあの!どうやったら私達は記憶を戻せるんですか?!あんた...誰!?」





私は思い切って言ってみた



...若干怒りを込めて





『うわぁ、怖ッ!...今から説明しますってば...』



有田は続けて私達に話しかける



『え───、あなた達にはミッションを7個与えます。全部クリアする事が出来たらあなた達は全部思い出すでしょう、何もかも。』