恋の花



名前を言ったあとも、

体を離そうとしない勝吾くんに


ますます混乱してしまい、



そっと離れようとしたのに、





勝吾くんを突き飛ばしてしまった…



こんなつもりじゃなかったのに…!



よろける勝吾くんに駆け寄る
「大丈夫?ごめんなさい…」

私はまた謝る。


「俺も…ごめん。」
顔を真っ赤にしながら謝る勝吾くんが

とたんにかわいくみえて、

私は笑いだした。