恋の花


「え!」
一緒に帰ろうと言われて

おもわず顔を上げて驚いてしまう。

しかも昨日のことがあるし
恥ずかしい…


「ダメ…かな?」
そういう宇都宮くんの瞳は

どうしてもっていう感じだった。



私は黙ったまま、頷いた。