恋の花



暗い倉庫の中、



私は必死に楽しいことを考えた。


私は暗い場所が嫌いだ。

すごく嫌いだ。


昔、出してもらえなかったから…。



ふと、昔のことを思い出してしまって、
「助けて…」

怖い、怖いよ…助けて…


すごく怖くなった。
また、あの日みたいに…。


そう考えれば考えるほど、

私は怖さを増していき


少しずつ意識を失っていった…