よりによって、真夜をふった相手なんかと付き合えるわけないじゃん。

それに私、男の人苦手だし。

話せない。

「んじゃさぁ、これで諦めるから。」っと、近づいてきた。

「えっ・・・」

私は怖くなって後ろにさがる。

一歩、また一歩と彼との距離が短くなってくる。

「トン」

私の背中が壁にぶつかった。