えれんから、早歩きで逃げて一安心。
私の前に貼られた黒白の大きな貼り紙
右の1番端っこに六組のメンバーが
書かれていた。
「あ…安里、安形、飯田、上田…」
「仲いい子いない、どーしよ」
と、心の声を口に出しながら、
下に視線を下げて名前を見てく。
「か、か…笠原…神田優希…かんだゆう..き!!!ゆうがおる~!!!」
ついついテンションが上がり
誰とも会話しているわけでもなく
とても大きなひとり言を言ってしまっていた。
もちろん周りの人は、私を見て笑っていた。
新学期そうそうやってしまった涙
周りの人に、ごめんなさいの気持ちをこめてペコってお辞儀をして
か行よりしたの人はみず、下駄箱へ
向かった。
私が想像してた中学校の下駄箱って
扉がついてて、上にあくかと思ってたら
私が通い始める桜ヶ丘中学校…略して桜中には、
下駄箱に扉はついてはなく
靴がみんなに見られるタイプの
小学校のときと変わらない下駄箱だった。
チェ~って思いながら、靴を下駄箱に
入れ、冷たい廊下の上に上靴を
____パンッ
なげて、寒い廊下を歩きながら
私が一年間お世話になる1-6の教室に
向かった。
