時は誰も待ってくれない 下


毎日日記を書いて診察とトレーニングという
日々が日課で慣れてきた頃。
ベットの横にある写真に目を止める。
青い空とその空を見つめている後ろ姿の写真。
いつ撮った写真だろう?
見覚えのある光景…、でも思い出せない。
どこで撮った写真だろう。
この後ろ姿は誰だろう。
なんとなくその写真を手にして写真立てから出してみる。
「あ…」
答えは写真の裏に書いていた。
『12月04日 空を見つめる隼人』
この後ろ姿は隼人…?
私の記憶の中の隼人より少し細くて髪が少しだけ長い。
どうして隼人のことが分からなかったんだろう。