ーside颯斗ー

家に帰ってリビングでアイスティーを飲んでるさくらに話しかけた。

「サンキューなさくら。あれ、わざとだろ?」

テレビを見ながら「何が~」なんて言ってるけどニヤけてるぞ。バレてるから。

「さっきの打ち上げだよ。俺が誘いやすい様にしたんだろ?」と「そうよ♪弱気な兄の為にあたしが頑張ってるんだから♪」かなり楽しんでるな…他人事だと思いやがって…

「もう、大丈夫だ。ありがとうな。」俺はあの日に告ると心に決めていた。