海人「なー、裕理」


「あー?」


俺らは飛行機から降りた後、荷物を持ってバスに乗り、適当に市内を観光したあと、ホテルへ向かった


2人部屋だから俺は海人と一緒の部屋

荷物をぼすっと置いて俺は飛行機で寝れなかった事もあってベッドで横になっていた




海人「俺さー、今日、亜果音にコクろうと思ってんだよねー」



へーぇ…
眠い…



っていまなんつった…!?!?!?




「は!?」



海人「いや、だから俺亜果音にコクろうかと…」



「マジで!?」



海人「マジ」



そう言った海人の目は本気だった



「頑張れよ…」



海人「んで、提案なんだけど」



すっかり眠気は冷めた
今日は気温30℃を越えていたから部屋がジメジメしていてTシャツに汗がはりつく


海人「お前も未羽にコクれば?」




「は!?」




海人「いや、だから未羽にコクればって」


「うーん…でもなぁ」



海人「修学旅行だぞ!?思い出作ろうぜ」




ニカっと笑う海人には、フられるという考えはないのだろうか?



「いーだろ、その代わり、フられる時は一緒だからな!」




海人「誰がフられるかっての…!!」




こ…っのナルシめ…