「お前、なんで最初に亜果音に近づいた?」



コイツは、亜果音とつきあう前、違うクラスの俺の耳まで届くほど女たらしだった

俺のクラスにも遊びで捨てられた奴が何人もいた



光「そんなもん簡単だろ」




ビュウッと強い風が吹いた
その時、はっきり光の顔が見えた
その目は黒かった




光「ただの遊びだよ」




「てっめ…」


光「遊びだったんだよ…!」



もう少しで飛びつくところで光が遮った




「どういうことだ」




光「ただの遊びだったのが…アイツは簡単に、こんな俺を信じて……好きになってくれたんだよ…」




あぁ…
そうか…光は亜果音の優しさで
心を取り戻したんだ





光「俺は亜果音を愛してる」





「俺も愛してる。いいだろ。話してやるよ、俺らの中学で何があったのか」