「俺になんか用か?」


俺らは屋上へと移動した



光「単刀直入に言う。亜果音の過去を教えてくれ」



なんだ?なんかあったのか?コイツら

俺は壁に寄りかかった




「やだね」



光「なんで」



「亜果音の過去は俺の過去でもあるんだ。俺の過去は話したくねえし、亜果音の許可なしに人のプライベートをべらべら喋るわけねえだろ」



ったく…
バカバカしい…


そんな事を聞いてコイツはなにをする気だよ



光「お願いだ」




ふっと光の方を見ると、キレイな茶色い髪のてっぺん

つまり、頭を下げていた




「ちょ…っ!?なに、してんだよ!」



他の屋上にいた人からジロジロと見られる



光「教えてくれ」




頭を上げる感じは一切ない


俺はくしゃくしゃっと髪をかいた




「わぁったから…頭あげてくれ…」



光「ほんとか!?」




「その前に一つ聞いていいか?」





光「んあ?」



俺がずっと光に聞きたかったこと


それは