結香「亜果音、この人は?」

結香が光くんの方をチラッと見た


「あ、その人ね。さっき海で知り合ったの!皇成の一年生だよ!」


光「佐藤光です。亜果音の彼氏になりました」


すっごい礼儀正しく、結香に自己紹介した

って…




結香・亜果音「は!?」



光「おー、キレイにハモった」


光は関心した表情で拍手した


亜果音・結香「どういうこと!?」


光「息ピッタリっ…」


ゲラゲラ笑ってる



駿「結香ー?なに騒いでんだ?」


そのとき、自動販売機の方からひょこっと現れた駿くん
手にはオレンジジュースとコーヒー


でもそんなのには構ってるヒマはなく…



「光くんどういうこと!?」


光「さっき言ったじゃねーか海で」


ダルそうに頭の後ろで手を組む光くん
悔しいけどすっごくカッコイい


駿「佐藤!?お前なにやってんだこんなところで。結香ナンパしてんのか?」



めーーっちゃ笑顔で殺意を明らかに出してる駿くん
怖いです



結香「違うよ」


結香は冷静に否定する
駿くんは静かに結香の隣に座ってオレンジジュースを手渡してた


「さっきの本気だったの?」

光「本気じゃねーならなんなんだよ」

「んー、遊び?」

光「真面目に答えんなよ!!」


その様子をケタケタとにやけながら見ている駿くん

光「なんだよ、駿」



駿「いやー、要はさ、佐藤は亜果音ちゃんの事が好きで亜果音ちゃんもまんざらではないと」



え、私ってまんざらでもない表情してんの!?


結香「つきあっちゃえば?」


「え…」


結香「だって別に好きな人いないんでしょ?」


「まぁ…」



光「じゃあ決まり!俺の彼女な!」


「強引すぎない?」


光「だいじょーぶ!」


「わかったよ、よろしくね、光くん!」



渋々私、峰岸亜果音は佐藤光の彼女になりました。