亜果音side

あれから一週間後

裕理とは話してないし会ってもいない

なぜか知らないけど、華は彼氏と別れて、隼人って人とうまくいってるらしい

華「もーすぐねぇ、付き合えるかもなんだー」

前の華と違ってイキイキしてる


美夏「華毎日そればっか」

なぜか、美夏は慎吾って人と付き合うことになったらしい

美夏、手ぇ、はやいなー

いや、慎吾って人も見た目マジメそうだったけども…
まぁあのグループにいるだけでマジメではないのかな

「じゃあ、合コン成功したんだねー」

華「ウチらはね」

美夏「てか、亜果音、あんた裕理って男はどうしたのよ!?」

「はぁ?!」

あれ以来華も美夏も裕理と私に何かあったのか気になるのか、すごく聞いてくる


華「連れてかれるってどーいうことよ!?」

美夏「今日こそは、聞くからね?」

結香「まぁまぁ2人とも」

華 美夏「結香は黙ってて!!!」

んもー、しつこいなー

「裕理は…」

すっごい沈黙になった
三人とも、食い入るように私を見る

「私の幼なじみだよ、ただそれだけ」

華 美夏「えぇぇぇぇ!?」

「うっさい、」

絶対隣の教室まで響いたよ、うん。

華「アレが!?」

美夏「めっちゃイケメンじゃん!!!」

華、アレって言わないの。仮にも人ですよ

「そーう?とりあえず幼なじみだから別になにもないよ」

美夏「でもさーぁ、幼なじみって結局付き合うじゃん」

「美夏、小説の読み過ぎ」

華「いーなぁ、あんなかっこいい幼なじみ欲しいー」

美夏「結香、驚いてないけど知ってたの?」

結香「まぁね。私の彼氏と同じでテニス部だからよく会うんだ」

美夏「まじで?いつのまにー!!」

華「あれ?結香と亜果音、明日試合だって言ってなかった?」

亜果音「そだよー」

美夏「んじゃあ、応援行くね!」

華「美夏、一緒に行くべー」

美夏「もちー!亜果音、裕理くん紹介してね?」

「やーだね」

華「美夏、裕理くんは亜果音のだからダメだよ」

いやいやいや、華、真顔でそーいうこと言うな!!

結香「明日、頑張ろうね!」

「うん!」

美夏「目指せ、優勝だな!」


いやいやいや、
かれん先輩いる時点でアウトだわ



授業開始のチャイムが鳴り、私たちは授業の準備をする

((開始のチャイム鳴ってから準備って遅いよね、うん by作者))


て言っても、私の隣が華で、前が美夏で、斜め前が結香

私は窓側の一番後ろ


席を自由に変えられるのは一軍の特権



授業中はいつも、手紙回してる


私はよく、窓の外の空を見る



今日は少し暑い
雲と空の割合が2:8。
キレイな青空だ。