裕理「レモンティーでいい?」

「うん!!!」

ソファーでテレビを見てた私にレモンティーをくれた

裕理「お前、ホントレモンティー好きだよな」

「まぁねー」

レモンティーあっつい…

裕理「昔から飲み物はレモンティーだもんな」

ねぇ、裕理。
なんで私がレモンティー好きなのか知らないでしょ?


「裕理こそ、家では飲まないけどお店に行ったらメロンソーダじゃん。さっきだって飲んでたし…」

裕理「まぁ、美味いからな」


もう11時か…
いくら明日休みだからって裕理だって用事あるから寝よっかな…

「裕理、パジャマ貸して」

裕理「おー」

裕理は自分の部屋に上がっていった

レモンティー大分ぬるくなった
猫舌ってやだな

裕理「亜果音、これでいい?」

出してきたのはグレーのスウェット

「ありがと。寝るね。」

裕理「もう寝んの?」

「だって明日裕理用事あるでしょ?きっと」

裕理「俺ねーよ?」

「え、まじ?」

裕理「あぁ」

「なら起きてる」

裕理「え、逆にお前ねーの?」

「ない」

裕理「じゃあさ、久々に明日出かけねぇ?」

「え、まじ?」

裕理「やだ?」

まさか裕理から誘われるとは思ってなかった
うーん…。
明日ヒマだしなぁ

しかもやだ?って言われたら断れない

「彼女いいの?」

裕理「んー、いんじゃね?」

いやいや、ダメでしょ。
まぁ裕理見た目チャラいから彼女もチャラいんだろーなー
裕理はあの時以来女関係は曖昧

「じゃ、行く」

それ言った瞬間少し嬉しそうな顔をしたのは私の見間違いかも知れない

裕理「久しぶりに遊ぶな」

「いつ以来?」

裕理「2人で遊んだのは……中学卒業の時だから7ヶ月前だな」

「半年も遊んでなかったんだ…」

裕理「どこ行く?」

「もち?」

「「遊園地」」

キレイにハモった

2人で遊ぶ時は遊園地ってきまってる


2人でくすくす笑いながら顔を見合わせた


いつの間にかレモンティーは冷たくなっていた