少しはやいけど私は部屋へ行って

ベッドへ潜り込んだ。

私が裕理に会ったのは

5歳のとき。

レモンティーをくれた。

小学校時代は別にお互いを意識せず

仲がいい幼なじみでいた。

中学校になって、

それぞれ違う相手を選んで…

別れて

ズタズタにお互い傷ついた。

高1の時に初めて

別れた道を歩いた。

そして彼は突然

自分の道以外に寄り道をしなくなった。

私はフラフラしていて

また傷ついた。

でも、大切な事に気づけた。

それから3年。

私は待ち続けた。

毎年8月10日には

約束場所へ行ったけど

誰も来なかった。

それでも私は信じた。

いつか

ちゃんと自分の口で

想いを

告げられるように。